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「できないんじゃなくて、やらないだけ」を胸に 今も勉強に励んでいます

えいみさんこんにちは。
いつもお世話になっております。

今朝の翻訳の才能の有無についてのメール講座を拝見し
思ったことがあったので感想を送らせて頂きます。

私はえいみさんもご存知のように
英語に関してはまだまだで
努力の過程にあるのでえらそうなことは言えません。

ただなにかやりたいことに出会い
そのやりたいことに向かって努力していく過程で
乗り越えなければならないことや
感じることは
すべて精通しているものがあると思っています。

私がそう感じるようになったのは
美大受験で毎日デッサンを繰り返していた頃の経験が理由です。

この頃の私は父がアル中になり多額の借金を抱え
家庭内暴力や別居、家の差し押さえなどで家族がバラバラになり
私自身も精神的な病気に苛まれ
高校もろくに通えないような状態でした。

そしてそんな中
たまたま美術という世界に出会うことができました。
美術という世界はそれまで自分をおさえることに必死だった私にとって
初めて自己表現=自分を、認めてくれる世界のように思えました。
これで自分の環境を打破できるのではないか
と、私には美術という世界が希望に見えました。

そこで美大受験を志し、祖父にお金を借りて
美大予備校に入りました。
美大の予備校には、ものすごく絵がうまい人
私のようになかなかうまくならず、受験に向いていないとされる人
いろんな人がいました。

当時の私はというと、あまりにヘタくそで
いつも予備校では最低ランク
講師には怒られ続ける日々でした。

もとからうまい人に対し
うらやむ時期もありましたし
自分に才能がないんだと思いふさぎ込んだ時期もありました。
なかなかうまくならずに泣いて過ごす時期や
自分の家庭環境や持病を理由に逃げていた時期もありました。

そんな中、講師が私に一つのことばをくれました。
色々な逸話もありますが
トーマスエジソンの有名な
「天才は1%のひらめきと99%の汗」 (Genius is one percent inspiration and 99 percent perspiration.)
ということばです。

そのことばから私は自分が
「できないんじゃなくて、やらないだけなんだ」
と思うようになりました。

ヘタだからこそ努力しなくちゃ!
自分が逆境にあるからこそ結果を出し、見返したい!
そんな環境でも自分の夢を支えてくれる母に恩返しをしたい!と
今自分がいる環境を目標達成のための糧にしようと
考え方を変え取り組みました。

それからは
自分が描く絵がどんなにヘタでも
結果がなかなかでなくても
それでも描く。
逃げずに毎日描く。
という日々になりました。

一枚描き終えて講師に見てもらった際に言われたことは全てメモし
他の学生が受けているアドバイスも全てメモしました。
そして明くる日のデッサンを始める前に
毎日メモを参考にその日の目標を起て、デッサンに挑みました。

そんな一浪生活を経て、私は美大に合格しました。
周りには「おまえが○○美大に受かるなんて奇跡だ!」
とまで言われました笑
そして驚くことに、自分が抱えていた精神的な病も
通っていた精神科の病院を途中でやめ、自力で克服することができました。

今でも当時とりためた10冊に及ぶメモは宝物で
それをたまに見て頑張れたりします。

もちろんこの間、うまいうまいと言われていた子たちも
ものすごく努力続けた人は大学に受かり
努力を辞めてしまった人は大学受験を諦めていました。

そして更に、最近になって
努力と才能に関係するエピソードを
確信に変えた出会いがありました。

今、私は大学を卒業し
造形や塗装(美術の技術が活かせる仕事)で生計をたてていますが
この業界に入っておどろいたのは
美大を卒業していない人がたくさんいる、ということです。

話を聞くと
そういった方達の多くは家庭の事情や金銭的な面で
美大に行きたかったけど行けなかった方たちです。

美術を学ぶには少なからず
制作ができる環境、道具、材料
そしてどのように作品を発表するかなどを教えてくれる
教師が必要とされます。

しかし今私がいる業界には、そういったものが揃っている
美大という美術制作に恵まれた環境にいなくても
自分の努力で学び、お仕事をする、に至った方達が沢山いるのです。

そしてそういった方達のほうがあきらかにうまいんです。
仕事に対するハングリー精神も
「うまい」と世間に認められ少なくとも自信をつけることができる
学生時代をすごした美大を卒業した方達と
大きな違いがあります。

美大に入った方々の努力を否定するわけではありません。
しかし美大という恵まれた環境を経ずお仕事をしている方達の
努力というのは言うまでもなくすさまじいものがあったと思います。
また「美大生なんかに負けない!」というハングリー精神も
すさまじいものだと思います。

そして今、そんな方々の姿勢で多くの学びを得ながら
私はお仕事をしています。
芸術という分野は「才能があるんだね」なんてよく言われますが
わたしはそうは思ってません。

えいみさんのメルマガにもありましたが
スポーツでも
音楽や美術などの芸術分野でも
営業や企画などのお仕事でも
育児でも
とにかくなーんでも
何かを成し遂げるには才能ではなく、努力が最も必要なことであり
自分がそのことに対し恵まれていない環境にあったほうが
結果として負けない精神力をつけられるチャンスがあるということなのだ
と思っています。
そしてそこで培った精神力と努力は
どんなことでも活かすことができるから
決して無駄にはならない
と思っています。
(えいみさんに投稿した方々と全く同じ意見ですが,,,爆)

もしも私がえいみさんのメルマガにあった
才能の有無について悩む方のご相談にのるとしたら
私自身のこのエピソードを語った上で
「才能がある人でも努力しないと結果は出ない。
 才能がない人は才能がある人以上に努力すればいい。
 きっとそれが本当にやりたいなら
 その努力をするチカラがあなたにあると思います。」
そう言うと思います。

そして今でも私の座右の銘である
「できないんじゃなくて、やらないだけ」
ということばを送ると思います。

今私が英語学習をしているのも
この自分の経験をもとに
救ってくれた美術という世界の素晴らしさを
もっと多くの人に伝えたい、という思いから
美術と社会を密接なものにするシステムをつくる勉強をしたい
と留学を志し、英語学習を始めた次第です。
そして私も「できないんじゃなくて、やらないだけ」を胸に
今も勉強に励んでいます。

かなり私事で、直接翻訳とは関係ないお話で
(しかも重いですよね。。。)
今回も長くなってしまいましたが
えいみさんに読んで頂けたら幸いです^^

ご相談者のかたが
努力を始められるきっかけを得られたらいいな
と心から思います。
自分の目指すものが見つかるって
とってもステキなことだと思うので。

寒くなってきましたので
お体ご自愛くださいね。

ではまたメルマガを楽しみにしています!

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